社員インタビュー
メッセージをデザインで
届ける力・伝える力
関わる人が増えるほど仕事は大変になる
困難が多いほど楽しさも増えていく
広告代理店や企業の依頼を受けて、さまざまなサイトのデザインを作成しています。企業のCMサイト、警備会社のサイト、マンガのイベントのスペシャルサイトなど、手広くやっています。代理店の仕事の場合は、代理店からディレクターに話が来て、ディレクターがデザイナーとフロントエンドエンジニアをアサインし、自分の担当となった場合にはディレクターと打ち合わせをし、デザイン作業を進行する流れ。デザイン制作の途中でクライアントにフィードバックしてやり取りを重ねながら、より良いデザインを目指します。プロジェクトによっては間に何人か人が入る場合があるので、話が二転三転して何度か修正が必要になる場合があります。いろいろな人が関わるので大変ですが、華やかな部分もあるので、楽しいことは楽しいです。
デザイン着手前の方向性の確認は必須
いかに効率良く高品質の仕事を
するかがテーマ
仕事をするうえで心がけているのはデザインに着手する前にしっかり話し合って、進む方向性を間違えないように確認することです。最初の方向性が違うと、修正に時間がかかるので、余分な工数をかけないためにも必要なことだと考えています。「時間を気にせずにやれ」みたいなブラック企業のやり方は好きではないので、いかに効率良く早く終わらせるかを心がけています。
もう1つ心がけているのは出てきたアイディアはひと通りは試してみること。一個だけ作って、それで良しとするのではなくて、自分の中でいくつかのアイディアを錬って試したうえで一番良いものを提出するようにしています。クオリティをあげるうえで複数のアイディアを試すのは有効な手段だからです。
ほめられると単純にうれしい
ほめられて伸びるタイプ
この仕事をやっていてうれしいのは自分が手がけたWebサイトが一般の人から評価を受けたときですね。マンガのようなコアなファンのいるサイトの場合は、そんなに規模が大きくなくても、数千数百のツイート数があります。反響が大きいとうれしいですし、書店のアカウントからリツイートされると、「出てる出てる」と単純に喜びます(笑)。クライアントやディレクターからに「いいね」と言われたときにも、「この仕事をやって良かったな」と思いますね。自分は結構単純なので、ほめられて伸びるタイプなんです。かなり評価された時には自分で自分をほめたりもしています。お寿司を食べに行ったり、目を閉じて反芻したり(笑)。そういう喜びが次の仕事の糧になっているのではないでしょうか。
悩みをオープンにしてシェアすることが
解決への近道だと過去の経験から学んだ
苦しい瞬間はアイディアが出ないとき。考えても考えてもひらめかないことがあります。そういう場合は7割ぐらいまで作成したデザインをディレクターに見せるようにしてます。「こういう方向で進めていますが、いいですか?」と質問すると、答えプラスαでヒントをくれるので、助けてもらうことが多いですね。自分ひとりで考えても出てこないときには、他の人とシェアして問題解決に取り組んだほうが解決策が見つかる可能性が大きくなりし、時間も早くて済みますね。ある程度、悩んで答えが見つからなかったら、その悩みをオープンにすること。これは今までの経験から学んだことでもあります。
社風としても人に聞きやすい職場だと感じています。これまでに何社か勤めてきましたが、ここまで話しやすい職場はそうはありませんでした。みんな雰囲気が柔らかくて優しい。制作会社ってギスギスしてるもんだと勝手に思っていたので、最初はびっくりしました。この会社に入って良かったなと思っていることの1つですね。
デザインを作って終わりではなく
伝えるところまでをマスターしたい
自分は人に説明するのがあまり得意ではないんですよ。今後は「言語化能力」を鍛えたいです。自分が作ったサイトのテーマやコンセプトを説明できると、デザインにも説得力が増すと考えています。「言語化能力」とは「プレゼンテーション能力」ということ。現在は説明を求められる機会はほとんどないのですが、もう少し年齢があがると、必要になってくるでしょう。今からその準備を始めるべきだと判断しています。作って終わりではなくて、伝えること、届けるところまでが自分の仕事となる状況に備えたいのです。
とはいうものの「言語化能力」は簡単に鍛えられるものではありません。まずは語彙力を増やすこと。本を読むこと。You Tubeのプレゼンテーション映像などを観て、どんな説明の仕方をし、どんな言葉を選んでいるのかを理解し吸収すること。それらの日々の積み重ねが不可欠なんだろうなと考えると、先は長いですね。
プライベート紹介
「食べる」魚全般が好き
釣りは海釣りがメインで春から秋にかけて活動。夏になると堤防からソウダガツオというカツオの一種を釣って楽しんでいます。夜10時に家を出て真夜中の1時2時につき、午前中に釣るのがおおよそのパターン。釣れるのも楽しいんですが、ただボーッと釣り糸を垂れているだけでもいい気分転換になります。魚は育てるのも好きですし、釣るのも好きです。釣った魚を自分でさばいて、刺身にして、酒の肴にするのも最高ですね。
(2021年4月時点のインタビューです)