社員インタビュー

INTERVIEW

仕事を牽引する
コミュニケーション

ディレクター
デジタルコミュニケーション(DC)部
2019年新卒⼊社
01.

「わかりやすく伝える」とは
相手の立場に立つこと、気遣うこと

ディレクターというポジションは、クライアントと社内のエンジニアやデザイナーの間に入って全体を動かしていく仕事です。案件の詳細の確定、スケジュール調整、決定事項の社内での共有、制作の段取り、進行状況の確認などなど。とにかくいろんな人と数多くコミュニケーションを取る仕事ですね。心がけているのは「わかりやすく伝えること」と「わかりやすくお願いすること」。「わかりやすく」というのは実はそんなに簡単ではありません。クライアントにWebの知識があまりない場合もあります。カタカナや英語の語句が頻繁に出てくるケースも少なくありません。「このサイトを見ると、わかりやすいと思います」と参考サイトを提示するなど、伝え方にも工夫が必要です。言葉だけでは不十分な場合もあります。同じ言葉でもイメージすることに齟齬が生まれる可能性があるからです。資料での提示がもっともわかりやすいので、最近は意識的に資料作りを増やしています。「わかりやすく」というのは相手の立場に立つこと、気遣うことでもあると考えています。

02.

自分一人だけが喜ぶよりも
チームで喜びを分かち合うのがいい

喜びを感じるのはサイトが形になり、クライアントから「いいですね」と評価してもらえる瞬間です。制作にはいくつかのフェーズがあります。デザインが完成した瞬間、コーディングが完成した瞬間、サイトを公開した瞬間。その都度、いい評価や反応をもらうと、うれしいですし、やりがいを感じます。はっきり形になって評価につながるのが、この仕事のいいところだと感じています。
ワンゴジュウゴでは1年間に公開した案件の中から全社員による投票に基づいて表彰する制度があります。自分がディレクションした案件が2020年度最優秀賞に相当する賞を受賞しました。自分はもちろんですが、「チームとして頑張って良かった」と関わった社員全員で喜びを分かち合うことができたのです。自分一人だけで喜ぶより、チームで喜べるほうがより達成感が大きくなることを実感しました。

03.

リスク予測と対応策の共有は必須
トラブルを未然に防ぐことが重要

仕事を進めていく上で気をつけていることは、障害になりそうな壁をいかに事前につぶすかということ。「リスク管理」というと、かっこいい言い方になってしまいますが、事前に障害になりそうな要素を洗い出して、クライアントや社内の担当者と相談して1つ1つ、つぶしていきます。現在自分が抱えている案件は、過去に発注された仕事のバージョン違いのものが多いので、過去にあったトラブルが参考になります。事前にシミュレーションし、トラブルになりそうな要素をクライアントと共有し、どう対処するかを確認するようにしています。
大変なのはスケジュール管理。基本的にスケジュールに余裕があるケースはほとんどありません。納期を社内的にどう調整するか、悩ましい状況が結構あります。ディレクターは自分では手を動かさず人を動かす仕事なので、自分ではどうしようもない「もどかしさ」を感じることもあります。申し訳ないと思いつつも、「なんとかお願いします」と言わざるを得ないことが多々あり、日頃のコミュニケーションが大切になるのです。

04.

「チームは一人のために」
「一人はチームのために」
そんな言葉が当てはまる職場

ピンチは大概、突然やってきますね。全然動いてなかった案件がいきなり動きだして、「もうすぐ公開」と言われたことがありました。まったく何も進んでいなかったので、頭の中は真っ白。でも先輩のおかげで、なんとか乗り切ることができました。「このサイトはこういう見せ方があるよ」「この人に聞くと、アイディアを出してくれるかもよ」とアドバイスしてくれたり紹介してくれたり。日々バックアップしてもらうことだらけです。社内で誰かに協力をお願いして、嫌な顔をされた経験はゼロ。なんていい人たちが揃っている職場なんだろうと思います。「チームは一人のために、一人はチームのために」という言葉が当てはまる職場なんですよ。社内の違う部署の方々にもずいぶん助けられました。質問に答えられるって、すごいことですし、自分もいつか教えられる側になれたらと思っています。

05.

知識のテンプレート化ではなく
柔軟に応用できることが本当の理解

これまでで特に大きな挑戦だったのは自分が新卒2年目に入ってすぐの2020年6月に担当した案件です。複雑なシステムががっちり組み込まれているサイトでした。ここまで高度なサイトにたずさわるのは初めてで、知らないことだらけ。まずシステムを理解するところから始まりました。社内の技術の方にシステムの仕組みを聞き、いろんな人に教えてもらい、知識を蓄え、クライアントとも話せるようになり、少しずつ成長していったのです。電車に乗っている時もひたすら勉強。これがなかなか大変でした。アルファベットの3文字の単語がありすぎるんですよ(笑)。公開まで3か月あったのでなんとか用語を理解し、疑問も払拭することができました。1度やった経験は次に活かすことができます。ただし制作にたずさわる人間としては「テンプレート」という考え方ではなく、応用がきくようにしたいですね。

プライベート紹介

日常生活を効率的に
送ることにも挑戦中
24年間ずっと実家暮らしだったのですが、最近引っ越して一人暮らしを始めました。仕事が終わってからご飯を作るのって大変なことなんだなとこの年になって初めてわかりました。ご飯を炊くこと自体は水を入れてスイッチを押すだけなので、難易度は低いのですが、おかずがホントに大変(笑)。ネットで簡単メニューを調べて、生姜焼きを作ったりしています。でも野菜不足で口内炎になりました。24年間いろいろやってこなかったツケが回ってきました(笑)。いかに効率よく暮らしていくか。仕事も日々挑戦中なのですが、生きていくことも挑戦中ですね。

(2021年4月時点のインタビューです)

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